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院長のぐぶやき「しくれのんどりーむ」

ポッシュ・ドゥ・レーヴ とは・・・

2014年3月18日 |

  ここにオレンジ色の小冊子があります。

  私好みの文章が綴られています。

  それでは、ご一緒に、ポッシュ・ドゥ・レーヴの世界へ・・・・・

 

  フランス語で、ポッシュ・ドゥ・レーヴ。  「夢のポケット」という意味です。

  この「夢のポケット」には、パティシエール(女性パティシエ)の夢、想いを込めています。現在、世界中でたくさんのパティシエールが活躍していますが、日本でお菓子づくりを仕事にするのは難しいのが現状です。その理由に「女性は結婚や出産で辞める可能性がある」「時間と労力をかけて育てても1人前になる頃に辞めてしまう」などがあります。男性ほど生涯の仕事としてお菓子づくりを続けられない現実が、多くのパティシエールの夢や想いの行き場を無くしているのです。

  実力や熱意があるにもかかわらず、働く場所がないパティシエールの気持ち・・・「たくさんの方に自分が作ったお菓子で幸せな気持ちを感じてほしい」「いつまでも好きなお菓子づくりを続けていきたい」このようなパティシエールの夢、想いを、夢のボケットという店名に込めて、ほんとうに美味しいと思えるお菓子を、ひとつ、ひとつ心を込めて作っています。

  また、Poche には「ポケット」の他に、生クリームなどを絞りだす「絞り袋」という意味もあります。口金を変えることでいろいろな形に絞ることができる製菓道具ですが、パティシエールの無限にある夢を形作っていきたいという想いも店名に込めています。

  手間を惜しまず、心を込めて作り上げた「もっともおいしい状態」のお菓子たち。みなさまの毎日に、幸せな気持ち、豊かな時間が少しでも届きますように。

  原点は、フランス・ノルマンディー地方で食べた 1枚のバターサブレでした。おばあちゃんが作った何の飾り気もないサブレは、素朴な見た目と裏腹に、バターの香りが高く「これは美味しい」と心から思えるものでした。良質な材料を使い、基本に忠実に、そしてできるだけ焼き立てを提供する。何も着飾らない袋にサッと入れただけのサブレに物作りの本質を見た気がしました。この経験から「こんなにも人を感動させるお菓子作りを自分もしたい」と思うようになりました。

  2002年 本場のお菓子づくりを学ぶため、フランス・リッツエスコフィエへ

  昔からお菓子づくりが好きで、学校職員をする傍ら、趣味でお菓子づくりをしていました。あるとき、パティシエールの活躍を目にして「自分にしかできない仕事をしたい」と考えるようになりました。パティシエールへの思いは募り、渡仏。リッツエスコフィエで本格的な製菓を学び、パティシエールになることを決意しました。

  24歳からの遅いスタート  2004年 単身東京へ ル・コルドン・ブルーにて製菓を学ぶ

  父から反対されましたが「何があっても諦めない」と約束し、安定した職である公務員を退職。「3年以内にパティシエへの道が開けない場合は諦める」という決意を胸に、本格的なフランス菓子を学ぶため、東京にある ル・コルドン・ブルーへ入学しました。この時 24歳。製菓業界を目指す他の女性と比べ、6年遅いスタートでした。東京での暮らしは、学費・生活費をまかなうため、朝6時からアルバイトをしながら、寝る間を惜しんで製菓を学ぶ目まぐるしい日々でした。より深く製菓について学べる喜びを糧に約1年間の実習を終え、地元兵庫へ帰郷しました。

  夢を持ち、帰郷したものの26歳という年齢は、女性パティシエへの道をさらに困難にしていました。働きたいお店には年齢を伝えただけで、面接すらしてもらえない状況が続きました。運良く個人店に就職できましたが、自分が理想としていた、小麦粉と卵で一からつくりあげるフランス菓子ではなく、既製品を仕入れて組み立てたり、パイなども店で作らず、完成品を仕入れて売るというものでした。その現実を目のあたりににし、自分の思い描く製菓とのギャップに、葛藤する日々が続きました。

  パティシエとして働く

  知人の紹介によりパレスホテルで働く機会に恵まれました。パティシエは一見華やかなイメージですが、最初はゴミ捨てや洗い物、30kgある小麦粉を地下 3階から 1階へ運ぶなど、下積みの期間でした。辛いと思う事もありましたが、今となっては自分を鍛えてくれた大切な期間でした。また、積極的にコンクールへ参加できる環境であり、上司や先輩方からいただいたアドバイスやご指導のお蔭で 2006年ジャパンケーキショー東京にて連合会会長賞( 1位 )を受賞する事ができました。

  起業への想い

  公務員を辞めてから約 6年「いつまでもお菓子づくりを仕事として続けていきたい」という想いと、フランスで食べた「鮮度」を感じる「ほんとうに美味しい焼き菓子をお届けしたい」という 2つの想いを叶えるために起業を決意しました。

  「限りあるおいしさの期限」=14日間

  フランスで口にした「つくりたて」の焼き菓子。バターの香りが高く、味わいの「鮮度」を感じたのです。その経験から「焼き菓子本来の魅力をもっとお伝えしたい」という想いを込めて、当店の主役はあえて「日持ちのしない」焼き菓子。記しているのは「最上の味わいをお楽しみいただける期間」です。それぞれ 3日間~ 2週間と短いですが、限りあるからこそのおいしさを、ぜひご賞味ください。

  ここにしかないお菓子

  当店では「ポッシュ・ドゥ・レーヴにしかないお菓子づくり」を大切にしています。たとえばモンブランなら、初段階では広く知られる一般的な形でしたが、「どこかで見たことのある形」だったため、「ここにしかないモンブランを提供したい」と試行錯誤を繰り返しました。結果「こんなモンブラン見たことない」とお客さまに言っていただけるポッシュ・ドゥ・レーヴならではのモンブランを創り出すことができました。この考えは全てのお菓子づくりにおいて大切にしています。お客さまに「ここにしかない、ここでしか買う事とが出来ない」お菓子をお届けし、ご自身や人さまにお渡しの際も喜んでいただきたいと思っています・

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Cyclennon  Point : 6(2)    140318    DAY  146     Heart  &  Romanticism   By   CyclennonDream  

  夢のポケット いい名前です。夢・・・ユメちゃん、どんな漢字を書くのでしょうか?      結ぶ、・・・を入れて・・・結〇ちゃん(ゆめちゃん)。

   大相撲春場所、期待の東前頭筆頭遠藤は、栃煌山に敗れて 4勝 6敗となりました。私の夢世界では4連敗の後、11連勝するはずだったんですが・・・? 

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