日本時間 9月8日(日)午前5時20分、2020年第32回夏季五輪を東京で開催することが決定した。アルゼンチンのブエノスアイレスで開催された国際オリンピック委員会(IOC)総会で、東京はイスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)を抑えて選出された。同日BSで放送された東京プレゼン完全版(約50分、質問約5分)を観たが、ほぼ完璧であった。プレゼン内容を入念に確認し、リハーサルを繰り返した、努力の結果である。五輪誘致の効果は大きい。国民の士気が高まるのはもちろんだが、日本経済の成長に大きな追い風となる。
東京五輪1964と大阪万博1975は、私の青春時代(小学・中学・高校時代)に開催された心躍らせるイベントだった。東京五輪、昭和39年、私は小学5年生、この年、我が家は初めて白黒テレビを購入した。高校教師をしていた厳しい父親は「テレビは贅沢だ、うちはこの村で最後にテレビを買う」と宣言して、その通りに他の家がすべて白黒テレビを購入し終わってから、やっと白黒テレビを買った。お金もないのに高い白黒テレビを買って、わざわざ人目につく玄関近くの部屋に設置して「うちには白黒テレビがあるんですよ」と見栄を張って人々が生きていた高度成長時代である。その白黒テレビで東京五輪を見た。女子バレーボール・東洋の魔女、重量挙げ・三宅義信、男子マラソン・自衛隊の円谷幸吉・・・・・。小学5年生の子供には大きな刺激であった。生きているうちに 2度、夏季五輪を経験することができることは幸せである。56年ぶりの2020年東京五輪(第32回夏季五輪)とても楽しみだ。
Cyclennon Point : 4(1) 130909 DAY 23 Heart & Romanticism by CyclennonDream 東京オリンピックが終わった昭和39年秋の日曜日午後、小学5年生の男の子は、何を見るわけでなく白黒テレビをつけた。チャンネルを回す(ボタンを押すのではなくチャンネルを回すのである)。たしか 3チャンネル、サンテレビ。アナウンサーが叫んでいた。「〇〇〇〇が逃げる、〇〇〇〇強い、やはり〇〇〇〇だ、〇〇〇〇、〇〇〇〇、〇〇〇~〇、〇〇〇〇優勝~、・・・・・〇〇〇〇強い・・・」大レースを前にして有力な1頭のウマの過去のレースを流していた。2、3レース流していたが、小学5年生の男の子には、その馬名が印象に残った。後に菊花賞を制して23年ぶりに三冠馬に輝く名馬シンザンである。小学5年生の男の子は思った「シ・ン・ザ・ン、深山、シンザン・・・いい名前だ」。思えば、これが、私の競馬ロマンチストとしての人生のプロローグだったような気がする。シンザンが逃げる、シンザン強い、やはりシンザンだ、シンザン、シンザン、シンザ~ン、シンザン優勝~、・・・・・シンザン強い・・・(う~、胸が熱くなってきた)。