『幸福の黄色いハンカチ』 主演・高倉健 監督・山田洋次 1977年
・・・刑務所帰りの中年男が、偶然出会った若い男女とともに妻の元へ向かうまでを描いた物語・・・
・・・新車を買って、憧れの北海道をドライブする欣也(武田鉄矢)は、一人旅の朱美(桃井かおり)をナンパして 2人で旅を続ける。春の陽射しの強い網走の海岸。若い 2人は、出所したばかりの中年男・島勇作(高倉健)と知り合い、3人で旅を共にする。やがて、勇作は「自分を待っていてくれるなら、家の前に黄色いハンカチを掲げておいてくれ」と妻に手紙を書いたことを打ち明ける・・・
・・・過去を持つ主人公の物語と、若いカップルのラブストーリーが、北海道の四季とともにつづられる・・・
山田洋次監督『幸福の黄色いハンカチ』。1977年(昭和52年)に公開されるや大ヒットを記録し、その年の映画賞を独占する。主演は高倉健(当時46歳)。その妻役に賠償千恵子。映画製作当時映画初出演の武田鉄矢、桃井かおりが共演。日本映画史に輝く不朽の名作である。
・・・夕張市でロケを行い撮影した感動のラストシーン。青空に黄色いハンカチが、パタパタなびく。1枚、2枚の黄色いハンカチではなく、数十枚の黄色いハンカチが風になびく。勇作は吸い寄せられるように、出所を待っていてくれた愛する妻の元へ・・・
この映画が一世を風靡した1977年(昭和52年)、私は大学 6年生、夏休みに短期研修で鳥取市へ行き、今まさに沈もうとする夕陽を眺めながら、鳥取砂丘の仮設ステージで、松崎しげるの「夕陽の歌」を生で聴いたあの頃・・・あゝ、青春・・・
高倉健さん死去。享年 83歳。平成26年11月10日、戦後の日本を代表する映画俳優・高倉健さんが、悪性リンパ腫で死去。
高倉健(たかくらけん) 愛称・健さん 1931年(昭和6年) 2月16日生まれ みずがめ座 福岡県中間市出身 身長 180cm 血液型 B型 大学進学のために上京 1955年(昭和30年、24歳)東映ニューフェイス 2期生として東映に入社 謙虚、真摯で人柄がよく、人々に愛された健さん
・・・「黄色いハンカチ」は・・・「再生」の象徴となる・・・
Cyclennon Point : 6(1) 141118 DAY 305 Heart & Romanticism By CyclennonDream