講演会を聴きに行った夜。遅くなって帰宅すると玄関の靴箱の上にバナナ 4本パックが置いてあります。トレジャーくん、バナナ大好きです。トレジャーといえば、いちご、だけれど、バナナも好きなんです。フィリピン産ブラボーバナナ。よし、バナナくんと一緒に、鈴鹿サーキットに行こう。
どうして鈴鹿サーキットに行くんですか？ って？ 鈴鹿サーキット・遊園地「モートピア」の入場料金が無料だから。鈴鹿サーキットは、毎年1度、3月頃に、モータースポーツファン感謝デーを開催します。今年は 3月7日(土)、3月8日(日)。この 2日間は入場料(大人 1,700円、シニア・60歳以上 1,700円、子ども 800円、幼児・3歳から未就学児 600円)無料になるんです。よ～し、車、とばして、鈴鹿サーキットに行こう。トレジャー、鈴鹿サーキット、行く？ トレジャー「それ何？」。パパ「ゴーカート、乗りに行こうか？」。3歳8ヵ月になったトレジャー「行く、行く～」。
玄関、上り口に、パジャマと下着が置いてあります。ママ、トレジャーは、すでに夢の世界です。明朝、早いから、さっさとお風呂に入って寝なさいということなんですね。はい、そうします。毎日テレビの「新チューボーですよ」を少し見て、お風呂に入って、パパ、ベッドへ、おやすみなさい・・・
よく寝ました。午前 5時、暗闇の中で、誰か、無言でパパの足を左右に揺さぶります。これ、トレジャーの得意技です。トレジャーは、パパの横で変な格好で寝てるから・・・ママです。はい、起きます。どこかに出掛ける時、ママは、いつもパパより、1時間早く起きます。ママにはママなりに、いろいろと段取りがあるのです。
鈴鹿サーキット、三重県鈴鹿市稲生町7992。2輪車、4輪車、モータースポーツの聖地です。鈴鹿サーキットは、オートバイレースでも有名ですが、やはり鈴鹿といえば F1 レース・日本グランプリです。パパは、阪神大震災の前後、4、5年続けて、友人の車に乗せてもらって F1 観戦に行きました。パパ、F1 大好きです。あの頃・・・ディモン・ヒル、ミハエル・シューマッハ、ジャン・アレジ、ミカ・ハッキネン・・・。あの全身を震わせる F1 マシンの爆音は魅力的です。
5:50 マンションを出ます。地下駐車場 5:56 出発。トレジャーくん、早朝から起こされて、ちょっとぐずってました。歩いて地下駐車場へ。後部座席のチャイルドシートに座ったら、寝て下さい。あとは、目的地に着いたら起こすからね。カーナビをセットします。所要時間 2時間15分、152.1Km、高速道路料金 4,500円、到着予定時刻 8時11分。しゅっぱ～つ。
鈴鹿サーキット・モートピアの開園は 9:30。混むことを想定して早く行ったつもりですが、考えが甘かった。もう 1時間早く行くべきでした。こういう特別な日に行く時は、もっと早く行かなければいけません。次回、行く時は 5:00出発かな。
何が誤算だったかって？ 鈴鹿サーキットには大駐車場があります。第1駐車場から第9駐車場まで相当収容できます。それがあっという間に埋まっていくんです。凄い人気です。結局、最後の 3.0Km＋α (近鉄平田駅前交差点からオートキャンプ場Gエリア駐車場) 8:20・・・11:19 ですから約3時間かかりました。混むことは覚悟していましたが、これほど混むとは・・・!
神戸市東灘区・魚崎から高速道路に入って、名神高速道路・新名神高速道路・・・東名阪高速道路・鈴鹿で降りて 8:20 近鉄平田駅前交差点。ここで、車が並んでいるため右折できません。ここからが持久戦です。カーナビでテレビ音声を聞きながらやってきましたが、ここからは停車しているため画像をゆっくり観ることができます。朝から ・・・関西テレビ 6:15～6:30 チャギントン・・・NHK Eテレ 7:00～7:20 機関車トーマス・・・朝日テレビ 7:30～8:00 ニンニンジャー 第3話・・・朝日テレビ 8:00～8:30 仮面ライダードライブ・・・朝日テレビ 8:30～9:00 プリンセス・プリキュア・・・
9:03 右手にコンビニ・ミニストップがあります。ママ、トイレに行ったら？ ママ「そうね、ちょっと行ってくる」。ママ、余裕を持って車を降りて、お菓子を買ってもどってきました。その間、車 5ｍ 進みました。パパ「ママ、ちょっと運転席に座っててね」。パパ、余裕を持って車を降りて、ミニ・ストップでトイレをして、カフェオレとレモンティ 2本買ってもどります。愛車インサイトはどこかな？ はい、全く動いていません。ママ、笑って運転席から降りてきます。良く晴れています。風が吹いて心地よいです、暑いくらいです。車のエアコンを切ります。パパがもどって運転席に座ったのが 9:14。まとめますと、ママ、パパ、交代でミニ・ストップにトイレ休憩に行った時間 11分の間に、愛車インサイトは 5m 移動したんです。そういう混雑なんです。みなさん、慣れたものです、苛立って警笛を鳴らす人はいません、まさに牧歌的です。気持ちいいくらいです。
そうだ、今日は、名古屋ウィメンズマラソン(名古屋ドーム発着)がある日だ。9:20 611ch 東海テレビを観ます。新星・前田彩里(23歳、ダイハツ)頑張れ。このレースは、8月・世界選手権(中国・北京)の代表選考会を兼ねています。ゆっくりマラソン観戦できます。まあ、こういうのも、たまにはいいか。
歩道を歩く家族連れ。リュックを背負って運動靴をはいて楽しそうに鈴鹿サーキット目指して歩いて行きます。たぶん、近鉄・平田駅から約3Kmを歩いているんでしょう。幸せ感いっぱいで笑顔で歩いて行きます。１組、2組、3組・・・と、ママ「〇〇〇、歩こうか？」。トレジャー「歩いて行く～」。10:08 ママとトレジャー、歩きます。ママ、振り返って、手を振るパパをビデオで撮っています。これも、楽しいビデオ記録になるんですね。今日のビデオは第124号だよ。この時点で、近鉄・平田駅前交差点から 1.2Km移動(目的地まで 1.8Km)するのに 1時間48分経過。あと 1.8Km 進むのに何分かかるのか？ パパ、全然気にしません。マラソン好きですから、テレビ観戦しながら前田彩里を応援します。
10:15 ちょっと進んだぞ、あと 1.6Km。10:42 ちょっと進んだぞ、あと1.0Km。10:48 ママから携帯電話。運転中とはいっても、これは出てもいいでしょう、ほとんど車停まっているんですから。ママ「今、モートピアに入場したよ」「あのね、入場する時にJAFカード、見せるんだよ」。パパ(あれ、今日は入場料無料だから関係ないんじゃないの、と思いながらも)「はい、わかりました」。あとで訊くと、ママ、トレジャーは「のりもの乗り放題」チケットを購入したんです。入園券付きではなく「のりもの乗り放題」チケット単独で、大人 3,200円(JAF割引で 3,000円)、幼児 1,600円(JAF割引で 1,500円)。パパは買いませんよ。パパ、ただの日は、とことんただで行くんです。
10:50 名古屋ウィメンズマラソン、30Km地点でペースメーカーが外れて、先頭集団 3名、すこし離れて 4番手に伊藤。先頭集団が、ばらけてきた。スパートをかけている。期待の前田彩里、3番手、先頭について行け、頑張れ、前田。
11:04 あと 0.4Km。11:03 あと 0.3Km。11:08 あと 0.1Km。11:11 到着、パーキングエリア No.5 ゲートで駐車料金 1,000円払う。結局、残り 3.0Km を、2時間51分かけて進んだことになります。いい経験をしました。誘導されるままにキャンプエリアG へ。係員のお話「駐車場はすでに満車です、このGエリアが埋まったら終了です」。すごい人気です。車を停めて、すこし歩いて、ループバスに乗ります。モートピアのホテルゲート到着 11:40。
ママ、トレジャーから遅れること、約60分。やっと合流できたね。その間に、アトラクション 3つ、乗ったんですね。「プッチパトロール」これは、USJ・エルモのリトルドライブと同じようなもの、ただし、こちらはアクセルだけではなくブレーキもついています。「チクタクトレイン」これは、電車です、ママの介助で運転です。「ピピラのピンキーバイク」これは、トレジャーくん、初めてですね、バイクですから右取手を握って回すんです、ママに訊くと、なんとかうまく運転できたようです。
トレジャーくん、楽しそう。ノリノリです。「プッチパレード」乗る～。ママ「USJのハローキティ・ケーキカップ・ドリームの列車版だね」。はい、そうですね。パパ、ニコンD300で写真撮って、ビデオ回します。よし、次は観覧車だ～。鈴鹿サーキット・モートピアの大観覧車の名前は「サーキットホイール」。ちょっと、お買い物、しようか。記念に何かひとつ車の模型を買おうか？ トレジャーくんが選んだのは、小さな F1 マシン(大きいのは高い、ダメ)ではなく、どこにでも売っている、大きなパトカー 3,025円。ママ「こんなの鈴鹿サーキットでなくても、西松屋でも売ってるよ」「鈴鹿サーキットで記念に買うんだから、やっぱりこの小さな(小さな、これがダメだったのかな？) F1 マシンじゃないの」。トレジャー「これでいい」「これがいいの」。はい、じゃあ、そうしましょう。
「アドバンスカート」これは凄い。大人用ゴーカートです。迫力ありますよ。エンジンの爆音とブレーキ音。みなさん、運転うまいです。前のゴーカートをカーブで内から抜いて行きます、車体をぶつけながら、バトルを繰り広げます。観ていて飽きません。面白いなあ、トレジャー、身長140cm以上になったら乗れるよ(ただいま、トレジャーくん、身長102cm あたりかな？)。
ぶらり、ぶらり、写真、パチリ、パチリ。本物の F1 マシンで記念撮影。トレジャーくん、運転席に載せてもらいました。靴を脱いで、係員のお兄ちゃんに介助してもらって運転席へ。これは、いい想い出になります、パチリ。
20年前に F1 観戦で来た時のことを想い出しながら、パパはパパなりに楽しみました。
さあ、帰ろう。鈴鹿サーキットを出ると、ママ、トレジャー、すぐにおやすみの時間です。パパ、一人で競馬中継を聴きながら運転します。鈴鹿ICから高速道路へ。フィリピン産ブラボーバナナを 2本、ゆっくり食べながら、パパ、運転します。
鈴鹿サーキット・モートピア版ケース付きキャラメルコーン(1,000円)の甘い匂いが車内に立ち込めています・・・・・
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塩野七生を読もう 『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(下巻) ～p.230
